
格闘ゲームの目的は相手より多くダメージを与えること。
DOAにおけるコンボの役割。
本当に面白いのはコンボの前。
格闘ゲームの目的はより多くダメージを与えること。
格闘ゲームの共通のルール。相手より先にダメージを奪うことである。なのでゲームとしてやる事はダメージを受けないようにしながらより早くより大きくダメージを奪うことになる。コンボの練習やコツが気になる方も多いと思うが、まずここをしっかり意識してほしい。要点は、より安全により確実により多くのダメージを与えることである。勝つための練習はここに集約されるのはおわかりいただけるだろう。よりダメージを防ぎ、稼げるときに手堅く稼ぎ、掴んだチャンスを最大限に活かす。この流れを作るために動きを読み、有利不利を判断し、自分の行動を決めていくのがプレイヤーであり個性が出るところである。
DOAにおけるコンボの役割
DOAは空中での軸ずらしや空中受け身、ダメージ中の強制吹き飛ばしと言ったことが出来ない。なので空中に浮いたら原則としてやられるしかない。このヒットが確定した段階からどれだけダメージを奪えるかがコンボの仕事である。ここで高ダメージを狙えるからと、難しい上にまだ安定してないコンボを使うと事故になる。この事故をなくすため、失敗しないようにするのがコンボ練習だが、逆に言うと失敗しようもないレベルに身に着けたコンボを実戦で使うべきだろう。いろいろと相手に合わせたコンボもあるがとりあえず多くのキャラ、できればすべてのキャラに対応できるコンボを身に着けたらひとまず次に移ることをおすすめする。
本当に面白いのはコンボの前
コンボは相手を浮かせたあと、相手が何もできない状態で仕掛ける攻撃。つまり浮かせる必要がある。それが浮かせ技。この浮かせ技はいきなり当てるのは動きが大きかったり間合いが狭かったりやや難しい。そして実はクリティカル状態の相手やカウンターヒットになるとより高く浮かせられるのである。浮きの高さはコンボの安定につながるのでしっかり条件を整えたい。カウンターヒットは相手の動きが必要なので狙うのは難しい。なのでここではクリティカルで条件を整えていく。
様々な技がクリティカル誘発性能を持っている。一度クリティカルが発生すると25ダメージまでよろけ続け26ダメージ目で倒れていく。その前に浮かせ技かS攻撃を仕掛けるのが定石だ。このクリティカル状態になった相手は積極的な攻撃行動が封じられ、ホールドしかできなくなる。このホールドだが基本的には4択、1/4の確率でしか成功しない。しかしだ、下段では基本的に浮かないので1/3になる。そして上段の浮かせ技を使わないとしたら1/2となる。もう取られる確率が2倍になった。しかも最悪なことに下段ホールドはしゃがみ状態なので4択のうち2つに対応してしまう。というように、読みに読みを重ねていくのがここの楽しみである。極力浮かせ技は2つ用意しどちらでもコンボまで繋げられる必要がある。ここでもう一つの駆け引きがある。相手がホールドすると判断したら投げるのである。ハイカウンターが成立した投げだとキャラによってはほぼ半分のライフを削る。かなり恐ろしい威力だ。それに加えもし相手が投げを警戒してくれたならホールドが出せなくなる。クリティカル状態の相手はつかめないからだ。つまり何もしないということは甘んじて殴られるが投げによる大惨事を防ぐ手段になる。慣れてくると少し様子を見るなんてこともできるのでぜひそこもあわせて練習してみてもらいたい。
さて、クリティカルの様々な駆け引きのうちわかりやすい部分を紹介したがその前が問題だ。自由に動く相手をどうやって捉えるか。どれだけコンボの練習をしてもしっかり浮かせないと活かせない、しっかり浮かすためにはクリティカル状態にするかカウンターを狙わないといけない、クリティカル技やカウンターを成功させるのは相手を崩さないといけない。
整理しよう。まずガードや攻撃といった相手の動きを読むか誘うか強制的に崩す。そこにクリティカルを刺して有利を安定させる。浮かせ技を成立させる。コンボで〆る。このような流れになっている。コンボはこちらの都合だけでいいが浮かせ技から崩しに向かい対戦相手の自由度が高くなる。それを封じなければならないが、もしあなたが特定の崩し方や触り方しかできないのなら浮かせられないのである。確かに同じことはしてこないだろうと他を読む相手もいるが、ランクが上がるにつれて通じなくなる。なので大事なのはコンボ練習ではなく間合いの読み合いと適切な刺し方崩し方なのである。クリティカルでも触れたがハイカウンターの投げが入ればコンボと同等かそれ以上のダメージも狙える。それだけではない。「相手より、より多くのダメージを与える」これが格闘ゲームの基本だ。あなたが相手を崩せている間、相手は攻撃の機会を大きく失っている。相手の攻撃回数を減らしていくということは相手の攻撃力を奪うことになり、こちらとしては少ないダメージだとしても「相手よりダメージを与える」という勝利条件が達成できる。コンボのほんの些細なダメージ差にこだわり難しいコンボを身につけるより、まずここのやり取りが納得できる、何が起きたか理解できるようになったほうが勝てるようになる。基本的に負けてしまうのはコンボのせいではない。コンボミスをしたところでしっかり相手を崩せれば回収できる。しかし崩せれ続けていればこちらは何もできない。負ける原因は崩されることだ。崩し方や防ぎ方はいろいろな考えやキャラ相性もあるので触れないが、もしあなたがコンボ練習ばかりで刺し方や崩し方の研究、相手の攻撃を知る努力をせず負けているのならぜひ挑戦していただきたい。刺し方に関してのキャラ性能面はCPU戦でもある程度再現できる。何回も繰り返すが、勝てなくて困っいるときほど崩し方、防ぎ方の研究をしてほしい。確実にあなたの力になるはずだ。