どうもへっぽこゲーマーのFMYKです。
ゲーム、どうせやるならうまくなりたいですよね。ここで一つおっさんの知恵を。
どんなゲームでも関係なく、特に対人ゲーム向けに組んだ練習方法を紹介します。
難しいことはたいしてなく、ちょっとしたこま切れでも平気なマメさがいるだけです。
長い記事ですが前半でやっつけ解説、後半は詳細です。
全体に触れながら

4色ペン練習法概要

  • 改善手法のフレームワーク、D-OODAがベース
  • KJ法というまとめ方をほんの少しアレンジして利用
  • KPT法という反省方法を利用

4色ペン練習法のやりかた

用意するもの
4色(ボール)ペン(単色でも可)
ノート(見開きならメモ帳でも可)

どうです?すぐできそうでしょ??
しかもここからがすごい!!

  • ゲームして気になったことをノート左ページに殴り書きして、右ページにまとめて次回につなげる!!

やることはこれだけなんです!!

これだけではあんまりなのでもっと説明していきます。

勝率を上げるのに大事な3要素

  1. ゲームの知識や情報
  2. プレイヤーのスキルや能力
  3. 自分でコントロールできない外部の不確定要素

基本的にはこの3要素にまとめられます。
ひとつずつ解説すると……

ゲームの知識や情報

どんなにエイムがあってもショットガンで遠距離は勝てません。
どんなにコンボがうまくても相手をつかまえないと使えません。
どんなに速く反応できたとしても返し方を知らないと防げません。

そんなわけでゲームのルールもそうですが、その世界の法則や現象を理解しておかないと思ったことができません。まずはそのゲームでできること、できないことを把握。次にキャラや武器の性能、性格を把握。どんなにプレイヤースキルがあっても、ゲームとしてできないことはできません。できるとしたらそれはチートです。正しい判断をするためにも情報は集めましょう。しかし情報ばかりに気を取られプレイをしなかったり、あまりにも理論的だったりテンプレすぎるのもよくありません。多いに越したことはないですが、必要分より少し多めぐらいがいいと思います。そして自分は無知という前提で、うまくいかないときはまずここを疑うべきです。

プレイヤーのスキルや能力

操作の精度、入力や反応の速さ。
集中の高さや維持する体力と言ったフィジカル、肉体面。
相手の位置や動き、装備やスキル。
相手との位置関係から相手の手段を看破する観察力や情報処理能力。
情報処理の結果、流れや状況。
いろいろな要素を総合的にまとめ戦術的に行動を決める判断能力。

この要素は、他の誰でもない。あなた自身ですべてが完結する能力です。相手の位置や動きを見る等ありますが、それらを正しく捉える観察力はあなた次第です。この能力はあなたの資産、力となる要素です。1項目めの情報や知識が地図ならば、これは車や自転車といった乗り物。運転する人にガイド。プランや道順と言った計画。目的や目標を定め、計画し、達成するために行動する、前に進むための力。とても数字化しにくい要素が多い部分でもあります。そして上を目指すのに「簡単に理由付け」できる部分であり「際限なく上を目指せる」魔境でもあります。そう、ないものねだりをしやすい項目なのです。力強いエンジン、無限に続く燃料、いくらでも積める荷台。頼りがいのある車体を作るのも大事ですが、今あるものを活かすことを学ばないと運用術は身につかないでしょう。これは仲間を助け、引っ張るリーダーに必要な素養です。

自分でコントロールできない外部の不確定要素

ラグプレイヤーやチーター。そして不真面目なプレイのトロール。
お互い本気でやっているのに起きてしまった回線相性。
匠に巧妙に動きを悟らせない格上プレイヤー。

対CPUでもある程度のランダム性があると、こちらから操作できません。それがプレイヤーとなれば、こちらからコントロールするのはとても難しいでしょう。ある程度までの誘導はできたとしても、最終的に相手がどう動くかはその時にならないとわかりません。こういったいわゆる「人読み」や「相手のカード」は、予測するしかありません。そういった危機管理能力や危険予知能力はここに該当します。つまり仲間を含めたプレイヤーやフィールドや(少しの同期ズレも含めた)環境問題。これらの情報をまとめてあらかじめトラブルに備えていこうというのがこの項目。こんなときはどうする、この展開ではどうする。いわゆるTipsをあらかじめ揃えておく項目です。ここで注意していただきたいのが、不利な流れだけでなく有利な流れもまとめることです。不利を五分に、五分を有利に、有利を勝利に。ひとつひとつの展開を反省して次回を有利にする経験が物を言う要素です。ただあまりにものを重ねてしまうと見えなくなってしまうものもあるので、時には一から考えるのも大事になります。

これら3つが勝つための要素です。

エイムも知識もあるのに相手を考慮せずに繰り返せば通じない相手も出てきます。
知識や判断が正しくても対応する技術がないとチャンスを拾えないまま終わります。
エイムもあり、一見判断もあっている。しかし前提が違えば正解は変わってきます。
このように一つでも欠けてしまうと成立しなくなる。
どんなゲームでもこれらの要素はあるでしょう。もっというと仕事や娯楽イベント、人と関わる多くはこの要素があると思っています。
なのでこの学習方法はなかなか応用範囲が広いのです。

ここで4色ペンの登場です。

4色ペンの使い方(例:黒赤青緑)
黒でメモや文を書く。記録用。
青でメモから「情報カテゴリ」を抜き出す。
赤でメモから「能力カテゴリ」を抜き出す。
緑でメモから「外部カテゴリ」を抜き出す。

はい、以上が4色ペンを使う理由です。
色に意味はありませんが、イメージや直感で理解できる色がいいでしょう。これに関しては認識しやすいように色分けをする、脳の判断モードを切り替えるトリガーとして利用するのが目的なので正直本来の設計からしたらおまけ部分です。

推奨はしますが、必須ではありません!!!

正直、本人がわかるなら1色でも問題ありません。

ノートの書き方まとめ方

ゲームをしながらノートの左側に気になったことをメモします。余計なことは一切考えず雑念なり感情なり吐き出して下さい。吐き出したらそれを深く追わずにプレイに集中しましょう。なかなか埋まらない、吐き出せないと感じますか?慣れてないか見えてないからです。それすら書いて下さい。有効な情報で埋めることを考えないで下さい。小麦粉もそのままでは食べることは難しいですが、まとめて水でこねてあげれば後は焼くだけです。考えるな感じろです。あなたがわかればいいので文字である必要もありません。イラストでも記号でも、録画しているなら時間でもいいでしょう。「20分のところ、おこ」こんな感じですら上出来です。個人的に「腹減った」なんて書いたら花まるもんです。

書き出したらゲームをやめてノートを眺めましょう。論理的でも直感的でもいいです。メモしたものをくっつけたりジャンル分けしたりしていき、ノートの右側にこねて置いていきましょう。別に一つでもいいです。10個でもいいです。箇条書きでもまとめた文章でも感じたイメージを絵にしてもいいでしょう。繰り返しますがあなたのためのノートです。自分がわかりやすいのが一番です。どんどんこねてわかりやすくまとめましょう。もれなくダブりなくなんてセリフもありますがそんなこと気にする作りじゃないですし、そこまで気にする時間がもったいないです。雑念吐き出し放題した後です。腹減ったなんて雑念、どうまとめるんですか!お残し上等です!自分の感覚でガンガンやっていきましょう。

まとめ終わったら次は焼きましょう。情報カテゴリは調べましょう。ネットでもLINEでもゲーマー仲間でも。なんなら仲間たちと検証しましょう!能力カテゴリは、まず前提が間違ってないか確認しましょう。自信があることでも間違っていることはあります。バレませんからしれっと自分の中で修正して下さい!!毎回確認するのも面倒なのでうまく改善できない時やグレーのときにでもして下さい。ただ間違った前提や環境でのトレーニングは無駄が増えます。そこに注意して下さい。外部カテゴリは正解を気にしないでください。ほんの少しの変化で変わることもありますし、やらないとわからないことなんて山程あります。詰将棋やパズルでも解く気持ちで行きましょう。もしゲーム環境の改善が必要なら連絡先やサイト情報といったものでまた辿れるようにしましょう。なんなら見積額もあると比較に便利です。
焼いた結果はまとめたものの脇にでも書きましょう。わかればいいですが、セットで置いておくと読み返した時にわかりやすいです。

おすすめの4色ペン練習法

この練習方法、正しくはノート術ですね。
基本的な構成はお伝えしたのですでにできると思います。
ここからはもう少ししっかりと紹介します。FMYK流4色ペン練習法!!

D-OODAを作る

D-OODAという業務や社員を改善する目的で利用する対応法があります。
ざっと説明しますが詳しいことは調べていただけると助かります。

  1. DESIGN 計画する
  2. OBSERVE 観察する
  3. ORIENT 状況判断
  4. DECIDE 決断する
  5. ACTION 実行する

ざっとこんな感じです。実はこの時点でオリジナルから少し変化しているのですが、これをゲーム向けに少しいじっていきます。

DESIGN 計画する

あまり細かく考えないでいいです。ただ何も考えないでプレイするよりも、あらかじめ方向を決めておいたほうが反省の比較に使えるのでまとめます。状況が整うまで戦闘を避けるといった立ち回り的なものや、ヘッドショットやカウンターを狙うなどの技術的なもの。何を意識するか程度に方針をまとめたらノートの左上に書きます。できる人は一つでなく3カテゴリからひとつずつ作るとはかどると思います。この項目は毎回同じでも違っても構いません。上手くいくまで繰り返してもいいですし、別の切り口から攻めるのもいいでしょう。

OBSERVE 観察する

プレイしながら気がついたことなどを黒ペンでメモしていきます。元ネタのモデルは自分の感情などは含めないようなのですが、ここでは気にせず書いていきます。性格やストレス、心が折れているなどは十分にプレイに影響するからです。どんな時に心が折れる、イライラするなどわかれば避ける方法も見えてきます。計画とは違う方面のことも書きましょう。複数の要因が絡み合って計画に関与しているかもしれません。この作業はブレインダンプを参考にするといいと思います。大事なことですが、失敗だけでなくうまく行ったことや嬉しかったことも「忘れずに」書きます。失敗を繰り返さないのも大事ですが、同様に成功を再現するのも大事です。

ORIENT 状況判断

吐き出した黒メモを3色カラーで「丸付け」していきます。慣れないうちは1つに2色ついてもいいと思いますが直感で1色にしたほうがうまく回ることが多いようです。深く考えないで直感を信じてみて下さい。あなたが強くなればそれが正解です。方法はいろいろあるのであなたらしく行きましょう。状況やスキルで同じメモでも色は変わります。とても流動的なのです。過去は過去として今を信じましょう。

丸でカテゴリ分けしたら同じ色同士で、似た傾向があるものをまとめます。タイミングでも感情でも現象でも。まとめられない物も出てくるでしょう。その時は無理にまとめないで下さい。この段階までは自然さや直感が大事です。まとめながら右のページにまとめますが、右ページの左にまとめて下さい。まとめた物の右側に答えや回答を書いていくからです。
まとめ方はそれぞれでいいと思います。箇条書きでも文章でも、イラストでもいいです。ただ「一つにまとめたい」ので断片的に集まる箇条書きはあまり効果がないかもしれません。だとしてもまとめることが大事なので、手段はあまり選ばなくていいでしょう。

ここで注意していただきたいのは、「うまく行ったポイント、継続したいポイント」と「失敗したポイント、改善したいポイント」を混ぜないことです。ポジティブとネガティブは混ぜないで下さい。ポジティブ要素の再現率を上げるためにネガティブ要素を解決することはあると思います。それは次の項目で「関連付け」して処理するので、ここでは混ぜないで下さい。お互いの感情が混ざってしまい、情動的な情報が消えてしまいます。感情や幸福度は大事な情報です。

DECIDE 決断する

状況判断してきたことに対して、今後どう対応するかを決めていきます。ノート右ページの左側にメモのまとめがあると思います。そこの右側に結果を書きましょう。左右で見比べられるように相対的に書いていきます。まずは前提条件の間違いなどを解決するために情報の処理から行っていきましょう。情報が確認できないことは先送りにします。情報カテゴリはまず「数を処理する」ことを優先しましょう。どうしても確認できないときは、仮定でもいいです(しっかり仮定と書きましょう)。
次はどちらでもいいのですが、能力は泥沼になりやすいのでおすすめは外部要因からです。ここは能動的にコントロールするのが難しいので、先にまとめておいて能力カテゴリをまとめる時にここをフォローするのもありでしょう。今回対応できなかった相手の動きを思い出して、どんな条件だったかまとめましょう。うまくできたことはなぜできたのか、「どんな条件」なら再現できるか(「どうしたら」は自分の動きなので能力カテゴリ)を考えましょう。そしてそんな状況に対してどんな動きができるのか、どうしたら条件を崩せるのか考えてみましょう。最後の能力は、しっかりダメージを出せたのか効果的に立ち回れたのか見直しましょう。特に強みの活用と弱点の明確化、フォローはしていきましょう。

ACTION 実行する

最後に出た結果をプレイに活かしていきながら、最初の観察に戻ります。この観察、まとめ、対策、実行の繰り返しがこのノート術の本質です。
1回で全部改善するのはとても難しいでしょう。すぐ改善できるのは、上手い人や才能ある人だけです。地道に改善していきましょう。

最後に

とても長い文になってしまいましたが内容自体は単純なので簡単にできると思います。ほんとにお付き合いいただきましてありがとうございます。
この練習法は、私自身行っているので随時バージョンアップしていきます。もし、ご意見ご感想あれば反映していきたいと思います。この文も実はまだ含まれていないところがありますが、蛇足な上に文も長いので割愛させていただきます。この記事の校正含めて記事を分けながら紹介していこうと思っていますので、少しでもいいと思ってくださった方は拡散など応援していただけると幸いです。

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