
ネガティブアクセル対策はDPI800で操作速度秒速300cm程度
ipsというマウスが認識する速度環境がある。それが良くて秒速200インチ。いまだに150インチも多いと思われる。
論理的にDPIは高いほうがいい。それは機械がついてこれるならの話。
ネガティブアクセル対策はDPI800で操作速度秒速300cm程度
機械的な部分からマウスの感度設定方法を解説する。DPIの設定に関しても機械的な部分から説明する。あくまで筆者の考えなので絶対ではないが極力客観的かつ論理的に進めたいと思う。
結論から言うとDPIは800を上限としてマウスを40cm(マウスパッドの端から端)を0.16秒。できれば0.2秒以上かけて動かす速度で操作できるようにするべきである。例外として2019年発売のマウス、具体的にはPMW3389系統のセンサーつまり400ips以上の表記があるマウスならかなり制限がゆるくなる。
この数字の基準は、ネガティブアクセルの要因となるマウスのエラーをなるべく抑えるために考えた基準である。マウスの光学センサーはかなりのメーカーがpixart社を利用、または協力という形で作られている。実はpixart社のサイトに行くと解像度エラー、マウスの動作エラーと思われる数字などが記載されている資料がある。2017年からPMW3330というセンサーが出回り2018年冬にも使われているのだが、このセンサーの性能をベースに話をすすめる。
ipsというマウスが認識する速度環境がある。それが良くて秒速200インチ。いまだに150インチも多いと思われる。
Up to 150ips on QCK with 3000 cpiで3%のエラーと書いてある。これは秒速150インチの速度、DPI設定は3000の動作範囲ならエラーは3%ということである。秒速150インチは秒速381cm、40cmを0.1秒で移動する速度である。0.1秒というとかなりの速度に思えるが実際は多くの人が達成できる速度のようだ。まずここでエラー3%という数字が気になる人がいるだろうが、それだけではない。Tracking Speedというどのぐらいの速度まで認識できますよという機能。ここになんと150ipsと書かれている。実際どうかはわからないがメーカーとしては150ips以上は読み取れないか認識するとは言えないということだろう。そしてこれより古いマウスは100ipsなんかが出てくる。つまり速く動かしてもマウスがついてこれないのである。これがマウス操作の速度を制限する理由になる。ちなみに2019年に出始めた3389系統の性能は400ipsという人間にできるのかと聞きたい速度が記載されている。
論理的にDPIは高いほうがいい。それは機械がついてこれるならの話。
DPIは多いほどエラーが起きるというのが一般論だが根拠はみられない。そこで着目したのがPMW3330の最高DPI7200。7200いけるのにエラーテストは半分の3000である。どうせ書くならいい数字を書きたいだろう。それを考えると150ipsのテスト環境でどこまでDPIを上げていけるのかテストしたのではなかろうか。もしそうだとするならば3000までは3%で収まったがこれ以上は書きたくない結果になった、とも考えられる。その場合やはりDPIは低いほうが安定するということになる。3000で3%もエラーが有るのだから1000で1%かもしれないし3%かもしれない。ここでひとつDPIがなにか思い出してほしい。距離あたりのコマンド数である。つまり操作速度が一定だとした場合、プレイ時間=マウスの移動距離となる。そしてエラーはコマンドに対して起きる。ということは同じ操作量(高DPIローシンセと低DPIハイシンセという意味)の場合、3333コマンド距離3の結果1万とコマンド333の距離30結果1万ならば3333と333でエラー100とエラー10である。同じプレイ時間ならばエラーが少ないほうがいいのではないだろうか??そしてこのDPIなのだがDPI400の場合、1ミリで1.5回入力がされる。800で3回だ。操作精度としては妥当なところではないだろうか??そして最後に、3389系統は200ipsで操作してもDPI5000まではエラー1%である。これはマウスの制限からプレイヤーが自由になれる時が来たのではないだろうか。