#RingFitAdventure かなり万人向けのピラティスメニュー!2019年で最も勧めたいタイトル!

#RingFitAdventureはピラティスのような運動

リングコンとはピラティスリングにjoy-conをつけたもの

場合によっては真面目にジム通いしている人にすらオススメできる

RingFitAdventureはピラティスのような運動

まずこのリングフィットアドベンチャーはダイエットにはあまり向かないと思う。しかし「結果的にダイエットできる」だろう。このゲームはカロリー消費というよりも体全体の筋肉を刺激していき、健康で機能的な体を手に入れるようになっている。そのコンセプトはまさにピラティスそのものだろう。

ピラティスというと日本では女性向けだったり出産や怪我のリハビリというイメージが強いかもしれない。これは「運動が苦手、筋力が少ない人でも可能なトレーニング」として考案され、軽い負荷からでもスタートしていけるよう設計されているからだ。リングフィットでは筋力強度と運動強度の2点から調整できるようになっており、やりながら負荷を徐々に変えていけるようになっている。このあたりかなり軽い強度からでもできるので、リハビリからという項目は達成している。そしてピラティスのもう一つの側面は体作り、筋肉と精神をコントロールするという目標。マシントレーニングでは「負荷」で鍛えるが、ピラティスは「操作」で鍛えていく。普段なかなか動かせないような筋肉も動作の中で刺激する。このような普段意識しない筋肉というものは力を入れたりするのも難しいので全体的に巻き込んでいけるのはありがたい。そして総合的に動かしていくので広く浅く鍛えることができ、均整の取れたスタイルに向かいやすい。いわゆるマッチョになるのは難しいが美しい姿勢や立ち居振る舞い、総合的な身体能力の強化にはとても向いている。プロのスポーツ選手もピラティスを体を正しく操作するトレーニングとして採用しているらしいので本格派にもオススメだ。

これらのピラティスの要素をリングフィットアドベンチャーはもっている。特に重い器具を使ったりしていくというよりも普段しない動きで全身の筋肉を動かしていく。そんなメニューになっている。私も普段から懸垂などで鍛えており、総合的に鍛えているつもりだったがメニューによっては自分の弱点を感じる結果となった。運動が好きな人向けの感想になってしまうがトレーニング後の楽しく気持ち良い感覚をこのゲームのメニューだけで味わうことができた。正直手抜きはしようと思えばかなりできそうなのでハイスコアは狙わない方がいい。そんなことよりも真面目に自分の体と向き合い成長を感じるのがこのゲームの楽しみ方だ。

リングコンとはピラティスリングにjoy-conをつけたもの

私がリングフィットをピラティスというのはもう一つ理由がある。リングコンである。

ピラティスリングと書いてある。本家のピラティスとは関係がないようなのだが現在ピラティススタジオで実際に使われている器具である。どう見てもリングコン。いや逆だ、リングコンはどう見てもピラティスリングなのだ。つまりこれを効果的に使ってトレーニングを作っていくのであればピラティスに習うほうがスマート。そういう意味でもどんな運動するのかと言われればピラティスと案内する。

リングコンがおもちゃみたいで壊れそうと心配する声を散見するがご覧の通りピラティスリングはもともとこんな感じの器具である。かなり弾性のある素材でそうそう壊れない。経年劣化で弾性がなくなるとしたら壊れるのは「古くなり固くなったから」だと予想される。リングコン本体は壊れそうもないんだが、joy-conの接続されているセンサー部分。これがかなり細かいようで、負荷がかかってない状態を意識しないと力が入っていると判断される。もういっそ離したほうが話が早いほど細かく感知する。細かいセンサーがどこまで耐久値を保てるのか、リングが歪んだときはどのぐらい影響があるのか。これらの要素は全く予想できない。

グリップのスポンジはベルクロ(マジックテープ)になっており洗濯可能。リング本体にもベルクロがついており本体とクリップの位置を固定、その後巻きつけるようにグリップ自身のベルクロに固定と簡単に同じ位置に貼り付けできる。ちなみにプレイ中にこれが動く、滑るといったことは一切感じたことはない。むしろ動かなさすぎると思うほどだ。

場合によっては真面目にジム通いしている人にすらオススメできる

基本的に日常生活やスポーツにおいて「特定の筋肉のみ動かす」というのはかなり特殊なケースだ。しかし普通の筋トレ、マシントレーニングなどでは特定の筋肉を意識して動かす。それに対してピラティスリング、フィットリングは動きそのものに意識を集中させる。筋力自体はやはり筋トレなどに分があるのは間違いない。しかしリングコンなど不安定なものを支えながら行うトレーニングというのは様々な筋肉を複合的に使い鍛える。その一部が俗に言うインナーマッスルと呼ばれるもので残念なことにこれを効果的に鍛えるマシンはあまりないよう。つまりジムで鍛えている人もいわゆるスポーツ的な動きを込み込んでいないのなら疎かになっている可能性もある。

とはいえしっかりやっている方ほど不安になると思う要素がある。フォームである。正しい姿勢で行わないと効果が出ないどころか痛めることもある。これを読むと普段運動しない人もどうしたらいいというふうになるだろう。あまり心配しなくていい。ゲーム内で常に手本が出ているだけでなく、このピラティスリングは姿勢や動きを正しく導く狙いでも導入されるのだ。こういった部分の気遣いからリングコンが開発されたのではないかと思っている。

運動強度などの細かい確認に加え、マシントレーニングや通常の筋力トレーニングではなかなか手の届かない細かい筋肉まで鍛えていける。美しい姿勢やスタイルを目指したい、運動不足や老化による筋力低下を予防したいという方にとてもオススメだ。健康のためにも、美しさのためにも今年一番おすすめしたいタイトルである。

    この記事に関する感想、ご意見、お問い合わせはこちら(匿名です)

    おすすめの記事