- どんなゲームか概要説明
- 初心者向けに簡単な操作や仕様解説
- 生き残るための基本TIPS
どんなゲームか概要説明
Contents
サバイバルアクションRPG
このscumというゲームはまだまだ開発途中で未実装な部分がとても多いです。一応公式の資料に脱走者とそれを支援する組織がいるというようなテキストがあるので、なにか準備をしていきながらチームまたは個人で脱出をするのがこのゲームの目的になりそうです。
しかしながら現状ver0.3では簡単なチュートリアルクエストしかありません。このせいで全体的にバトルロイヤル形式の生き残りゲームのように見えますが、初期スキルビルドもあればスキルはレベル制でキャラは成長する。なによりバトルロイヤルを成立させるためにはプレイヤー数を減らす、つまりキルをしてプレイ不能にする必要があるのですがこのゲームではリスポーンします。集めたアイテムもどこかに隠しておけばロストしません。いろいろな要素が絡みバトルロイヤルが成立しないゲーム性になっています。実際のところは目立ってやることもないのでPKに落ち着くのはありますが。
特徴的な栄養管理「代謝システム」
さてそんなよくある勘違い部分を解説したところで本題に戻りましょう。このゲームは身を守る武器を含めたツールを集め、バランスの良い食事をとり、怪我や病気に注意しながら生存するというゲームになっています。特に栄養面にはそれなりのこだわりがあり、ゲーム的な仕様もあるとはいえ肉を食べなければB12が補給できない、特定の食品からしかビタミンDやEが補給できないと言った従来のサバイバルゲームにはない「様々なものを食べる」必要がある食事システムになっています。またむやみに食べると過食による嘔吐や水分の消化不良による下痢を起こします。少しの注意で対策ができますが、ゲームとして動きすぎると病気になりやすかったり不都合を発生させる原因に。現状まだ反映されないようですが数字として体脂肪が増えたりなどしており、体型にも影響を与えていきそうです。
この体型ですが、初期のステータス振り分けで筋肉質にしたりぽっちゃりにしたりできます。とはいえステータスに依存するので能力と体型は切り離せない感じに。しかしプレイする上ではまずプレイヤースキルが必要で、それの支援にスキルが反映され、スキルにステータスが乗っかるという感じなので好きな体型でプレイするのも問題ありません。武器も多くあり、各武器ごとに弾薬やマガジンが設定されているのでコレクションも楽しいですが、プレイとしては基本的にキャラのステータスや行動、健康状態がベースにあるのでこのゲームの根幹はキャラをどう管理していくのかという部分にあるでしょう。
生き残るバトルロイヤルよりむしろ協力し合うロールプレイ
すごくわかりやすいのが生産スキル。ver0.3では家屋の建築など拠点を作ることができるようになったのですが、いよいよスキル的に役割分担が必要になってきました。
わかりやすいジレンマでいうと、ステータスを戦闘向けにした場合にSTRとDEXを確保してINTを控えめにしたいのですが、INT3ないとスキル振りするときに各種弾丸を制作するサバイバルアドバンスにできません。そして3で1つのスキルをやっとアドバンスにできるので、このスキルでは索敵スキルやカモフラージュといった視覚系のスキルに振ることができません。このゲームは銃を扱おうとしたとき、その弾薬の多さから弾を探しても希望のものが出るかは別になってしまいます。好きな銃を使いたいなら自作するのがスマートなやり方ですが、スキルの制限があるというなんとも言えないジレンマ。スキルは様々な行動で育ちますが、人によってクラフト系のスキルはノースキルからベーシックに育てるのですらいらいらすることが予想されます。RPGのレベリングとしては問題ないレベルなのですが相当な作業量のため、正直アドバンスにするのはかなり骨が折れます。以上を踏まえ、戦闘特化のカモフラージュと索敵キャラ、クラフト特化のサバイバルアドバンス+エンジニア(建築スキル)ベーシック以上のコンビが無難なところでしょう。ちなみに銃器のスキルレベルはかなり上がりやすいので弾薬さえあれば比較的育ちやすく運用的には問題ないレベルにすぐ落ち着きます。しかしSTRがリコイル、所持重量に影響。DEXはリロードに影響するらしいのでレベルが上がるからとステータスを極端に低くすると多くのプレイヤースキルが必要に。このあたりを考えるとソロプレイよりある程度特化したメンバーのいるチームプレイのほうが資材的にも物量を稼げるので強くなる。もちろん割り切ったソロプレイでもビルドさえ割り切ってしまえば無難なものはできるので十分遊べます。
ここからがとても推したい部分なのですが、SCUMにはギターやハーモニカがあり「MIDIキーボード」に対応しています。そしてオープンなボイスチャットにも対応。つまり演奏会や弾き語りといったことができるのだ!!バトルロイヤルにこんな要素必要ないでしょう。そう、そんな殺伐としたゲームではありません。火を囲みながら肉を焼き、演奏したいものは楽器を持ち、飲み食いわいわいするサバイバルBBQゲーム!!!もちろん生きているだけでカロリーは消費するし、目立つ分攻撃もされる。食料調達に運搬要員、戦闘部隊にクラフト要員。もちろんいくつか掛け持ちさせるビルドはできるので、そんなことをしたいメンバーが居るのならぜひ手分けして協力してコミュニティを作ってみていただきたい。
初心者向けに簡単な操作や仕様解説
このゲームは基本TPSだが、実際画面に映るのはFPSでの視点らしい。あまりそういった場面に遭遇しませんが、キャラの目線から見えていない障害物の向こうなどは道は見えてもキャラクターなどは描写されない仕組みになっています。なのでそのあたりの不公平さはないので好きな視点で遊んでもらって問題ないです。
歩く/走る
走る、歩くの切り替えはマウスホイールで行います。歩くとカロリーの消耗も少なく比較的静かに移動できます。走ると多くのカロリーと能力にあわせたスタミナが消費されます。ちなみにこのとき所持重量によりカロリーの消費や運動性能にペナルティを受けます。むやみに装備を拾うと音を立てやすくなり多くの食事を必要としますが、動物を狩ることさえできれば十分に補給できるカロリー量です。ちなみに少ないカロリーでより長く移動する方法は歩くことかと思われます。
銃器操作
銃器の扱いで特に困るのがオート/セミオートの切り替え。ver0.3ではSHIFT+左クリック。カチカチ音がするのと銃のアイコンの上のマークが変わるので確認してもらえればと思います。銃を持ったままマウスホイール押し込みでそのまま殴れますが、普通の格闘と違い自分である程度狙う必要があります。威力もそれなりにあり、感覚さえつかめれば簡単ですので挑戦してみてください。
ファンクション(インタラクト)
他に地味に重要な操作がF長押し。特にきのこで効果を発揮するのですが、ただのFだといきなり食べてしまいます。きのこは手にすると名前が見えるようになり識別できますが、それを可能とするのがF長押し。これは様々なFキーアクションで共通なのですが長押しにより選択メニューを開くことができます。木箱などでも中を調べるだけでなく長押しでストレージとして使えたりする便利機能ですのでぜひ活用してください。
ひとまずぱっとわからないもの。キー設定などにも記載なかったりするものの紹介でした。他の細かい操作は別ページにまとめますのでそちらをご利用ください。
生き残るための基本TIPS
いろいろとこのゲームは他のゲームにはない仕様があるのですが、その中でもかなり生存に関わる部分に焦点を当て解説します。
熱中症
体温が40度を超えると熱中症扱いとなり、ライフの回復が止まるなどかなりの不利益が発生します。これは気候問題だけでは基本的に発生しないのですが「着込んだ状態でむやみにダッシュを続ける」など高い運動状態を維持しているのにも関わらず、熱を逃がす対策をしていないと起こります。各衣類には保温性能が設定されておりポケットを求め着込むと熱がこもりやすくなるので注意してください。万が一熱中症になった場合は、衣服を可能な限り脱ぎベッドなどで休むか、海に入るなどしたままおとなしくすると体温が下がりやすいです。
被ダメージはすべて治す
たとえガードをしていたとしても、パペット(ゾンビ)の攻撃を受けると必ず傷を負い、そのまま放置するとライフがほんのわずかながらも減っていきます。他のコンディションに問題がなければ自動回復とバランスが取れることがありますが、何かの拍子でダメージになることもあるので早めに汚れていない布や救急道具を使い対応しましょう。減ったライフは時間とともに回復しますが、その速度はとても遅いので活動にはメリハリを付けましょう。
毒キノコがある
きのこの名前に「Amanita」とついていた場合、それは毒キノコです。今の所は毒が実装されていないようですが、今のうちに注意しましょう。ちなみにこのきのこはテングタケらしいです。このきのこ、逆から読んでもこのきのこ。
怒れる動物
何が不満なのかわかりませんが、オフラインでは特によく見かける怒れる野生動物。なんの前触れもなくプレイヤーに向かって突撃してきます。これがなかなかのダメージ量でパペットより遥かに危険だったりします。熊にいたってはそこらのパペットに襲いかかることもあるほど。即席の武器では止めることはほぼ不可能なので護身用にせめてハンドガンだけでもあると安心です。もちろん周囲を警戒していれば鳴き声や足跡など、先に気がつける要素はたくさんあるので軽装ハンタープレイでも安全管理は可能です。
事前のトイレ
トイレを我慢しても身体的デメリットは見つけられません。ただ、限界を超えたとき、何をしていてもその場で排泄行為を始めます。たとえ戦闘中であっても……。以前はパペットの打点が高く、ある程度かわせましたが今では調整も入りほぼ当たります。がんがん当たるのでたまったものではありません。TABキー長押しで排泄行為を選べますので、必要に応じて大小していただければと思います。
最後にちょっとしたテクニック
なるべく代謝システムの画面は見るようにしてください。そこには体温や血中酸素濃度、血液量など書かれているほかステータスやスキル経験値、所持重量や積載上限様々なものが含まれています。最初からすべてを見て把握するのは栄養学や簡単な医療の知識が必要になるので難しいですが、わかるところや気になるところから確認するようにすると楽しみが広がると思います。さてこの画面、実は画面に映っているアイテムをドラッグすることにより移動することができます。テーブルの上に並べたり、資材をまとめて置く事もできます。この物を移動させるという機能、料理の火加減はこれらの操作で行うというとても大事な項目なのです。基本的には熱源自体の温度とその距離で素材が熱を抱えるのですがなかなかに難しい。熱が素材に伝わるので、置いたときはぬるいと書いてあるんです。しかし数秒するとバーニン。燃えてます。適正距離を見るには少し時間をおいて確認しないといけないのです。そしてこの距離も熱源の強さにより変わりますし、熱源自体の燃料によって火が弱くなります。この2つのバランスを取りながらの料理、なかなか面白いのでぜひ挑戦してみてください。