
目印は400以上のips
DPI5000でもエラー1%の時代
4Kで快適に遊ぶにはDPI2300が目安
目印は400以上のips
2017年頭から出始め、2019年いよいよ新世代ゲーミングマウスの種類が増え始めた。2020年はマウス買い替えの時期だろう。新世代マウスと紹介したが何が今までのマウスと違うのか。センサーの精度が一気に上がったのである。ipsという単位があるのだが、これはいわばマウスの動体視力である。今までは時速18キロ程度の速さしか認識できていなかったのだが16年末から36キロオーバーを検知できるようになった。その新世代のセンサーが2019年、様々なメーカーが色々なモデルで発売を始めたのだ。一部のメーカーはこれからのゲーミングマウスは36キロ見えるのが当たり前になることを目指している。時速36キロ、これは正しくない。400ipsと表記される部分がこの時速36キロが見える動体視力のことである。これは秒速400インチという意味で数字は多いほうがいい。そしてこのセンサーの素晴らしさはそれだけではない。
DPI5000でもエラー1%の時代
この一つ前の世代のセンサーも同様ではあるが2世代前と比べるとエラーが格段に減った。古いデータはないのだが2世代前のセンサーは時速14キロの動き、DPI設定3000で操作してエラー3%。これに対して現行モデルは時速18キロ、DPI5000にてエラーを1%以下に抑え込んでいる。昔はDPIが高くなるとエラーが起きやすいと言われていたが現在は通信や処理速度も改善され、ついにはセンサーの認識速度と精度が飛躍的に向上した。これによりエラーを気にしてDPIを下げていたゲーマーたちはかなり開放された。これはハイセンシのゲーマーには朗報だろう。他にも実はマウスに関して言うと「追いついていない」という問題があった。
4Kで快適に遊ぶにはDPI2300が目安
あなたはどんなモニターで、どの程度の解像度でゲームをしているだろうか??720P?1080P??まさか4K!?!?ここでとても大事な話がある。筆者の身近な問題で申し訳ないのだが、オーバーウォッチというFPSゲームが有る。FPSは敵を撃つゲームなわけなのだが、ゲーム内感度が高すぎるとターゲットをまたいで照準が動いてしまうことがある。例えば1080Pなら感度4でもいいのだが4Kだと感度を2まで落とす必要があるらしい。つまりDPIを上げられないといつもの半分の感度ということにもなりかねないのである。ここで振り向き15cmを維持したまま、完全に狙える設定を維持しつつ解像度を上げるとする。解像度:ゲーム感度,DPIの書き方で行くと、720P:6,750、1080P:4,1150、4K:2,2300となる。これでやっと条件を満たせるのだ。新世代のセンサーは5000DPIでもエラーは1%だが少し古いと3000で3%である。高画質画面で高精度の設定を維持するならばこれからのゲーマーは新世代マウス以外の選択肢はないだろう。